※ご主人様は完璧王子?※



とりあえずあたしは自分の教室に急いだ。



エレベーターに乗って(階段はないんだ…。さすがお金持ち学校!!)三階へとあたしは移動した。




ガラッと片手でドアを開ける。

黒板を見て自分の席を確認して静かに腰を下ろした。




『やっぱまだ頭痛むなぁ………』


頭を押さえると痛みで思わず顔をしかめた。

その時水で冷やされたハンカチがあたしに差し出された。




「これで頭を冷やして下さいまし!!」



『あ、ありがと……』




ハンカチを差し出してくれた子は腰までの長いロングヘアーをくるくると巻いているいかにもお嬢様って感じの子だった。








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