※ご主人様は完璧王子?※
「私は春風弥生(ハルカゼヤヨイ)と申しますわっ!!
貴方のお名前は?」
『あ、はい!あたしは工藤優花と申しますっ!!』
丁寧な物腰でしゃべられて思わず口調が伝染する。
「そう。ではこれからよろしくお願いしますわね!!」
にこっと笑うとえくぼが出来てとても可愛かった
そのとき頭にずきっとした痛みが走った。
手で頭を押さえてみると打ったところがたんこぶになっていた……
たんこぶなんて小学校ぶりだよ……
『……あたし、保健室行くね……』
「大丈夫ですの?」
『大丈夫♪ただのたんこぶだから♪♪
保健室って何階?』
「五階ですわっ!!」
『ありがと♪』
あたしは痛みがひどくなってきた頭でとりあえず五階へと急いだ。
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