※ご主人様は完璧王子?※



「私は春風弥生(ハルカゼヤヨイ)と申しますわっ!!

貴方のお名前は?」




『あ、はい!あたしは工藤優花と申しますっ!!』


丁寧な物腰でしゃべられて思わず口調が伝染する。


「そう。ではこれからよろしくお願いしますわね!!」





にこっと笑うとえくぼが出来てとても可愛かった




そのとき頭にずきっとした痛みが走った。
手で頭を押さえてみると打ったところがたんこぶになっていた……
たんこぶなんて小学校ぶりだよ……




『……あたし、保健室行くね……』



「大丈夫ですの?」




『大丈夫♪ただのたんこぶだから♪♪

保健室って何階?』




「五階ですわっ!!」




『ありがと♪』





あたしは痛みがひどくなってきた頭でとりあえず五階へと急いだ。






< 14 / 244 >

この作品をシェア

pagetop