※ご主人様は完璧王子?※



『龍ヶ峰……様!!

たしか、こっちにも男が居た気がする……』


すると龍ヶ峰は残忍な笑みを浮かべながらその部屋に入って行った。

初めてその笑みに純粋な恐怖を覚えた、優花であった…………。



しばらくベッドに腰掛けてボーッとしてると満足気な表情の龍ヶ峰が一仕事したあとのように手をパンッパンッとしながらドアから出てきた。


…………え?
あの男がどうなったか、確かめないのかって??

………それを確かめられないほど、龍ヶ峰の笑顔に恐ろしいものがあったんだよ……。




「工藤優花!!そこでボーッとしてるな!!
早く行くぞ。」


あたしはいつのまにかドアの前でスタンバッてる龍ヶ峰をあわてて追い掛けた。





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