※ご主人様は完璧王子?※




『もぉっ!!なんなのよ………』


せっかくの休日を邪魔されて、いらつく気持ちを抑えながら大分着慣れた制服に腕を通した。

3日に一回以上クリーニングに出される制服はいつでも新品同様にきれいで少しイライラがおさまった。



ガチャッ

ぴったり20分後に玄関に向かうといつもは少しだけ着くずしている制服をありえないぐらいキチッと着た龍ヶ峰が立っていた。


そしてあしもとには紅い絨毯………


おそるおそる絨毯にそって歩くと前方に…リムジンが………。


いや!!車にしては長すぎるだろ!!!!


そんな庶民的な突っ込みをしていると黒のスーツに身を固めた男の人がドアを開きあたしを中へとうながした。



ちょっとビクビクしながらリムジン入って絶句……

もう、ヤバイとしか出てこない……


そんぐらいの豪華さだった。
てか、広すぎっ!!!





< 154 / 244 >

この作品をシェア

pagetop