※ご主人様は完璧王子?※
驚きすぎて入り口付近で固まっていると後ろから頭をパコンッと叩かれた。
『痛ッッ!!』
「お前がボーッとしてるからだよ!!」
言い返そうとしたが言ってることが的を得ていたためあたしは口をパクパクしたあと頬をぷくっと膨らませてリムジンの一番はじっこに座った。
すると龍ヶ峰がわざわざあたしの隣へと移動して座った。
『とっ、隣座らないでよ!!
他の席たくさん空いてるじゃない!!!!』
「うっせーよ!!どこに座ろうと俺の勝手だろ。
てか俺に指図する気かよ。」
龍ヶ峰はめんどくさそうに呟くとソファに体をうずめた。
『ってか、あたしをどこにつれてく気よ!!』
あたしは今にも寝そうな龍ヶ峰に今更な質問をした。
すると一回舌打ちをしたあと渋々話してくれた。
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