※ご主人様は完璧王子?※
お茶を終えるとちょうど教師が部屋に入ってきた。
「はい、皆さん席ついて!!」
まだ隣で立ってなぜかキョロキョロしてる優花の袖を引っ張り無理矢理座らせる。
『ちょ、ちょっと!!もっと優しく座らせてよ!!』
「お前がぼーっとつったってんのがいけねーんだよ。」
すると優花はムスッとすることなくちょっと心配そうに口を開いた。
『あのお人形さんみたいな人がいないからどうしたのかなって………』
たしかに、そいつがいつも座っているはずの席には誰もいなかった。
つかこいつ、自分に危害を与えた人間にも心配するのかよ……
………名前に優しいって入ってるからか?
んなわけねーか……
1人でボケツッコミをやってるといきなり優花に肩をトントンとつつかれた。
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