※ご主人様は完璧王子？※

「どうかしたか……？」


すると優花はひきつった笑顔を浮かべながら前を見ろと言うように黒板の方を指差した。

とりあえず言われたままに前を向く。



その次の瞬間、ずっと張りついてる俺の笑顔もひきつった。


なぜなら目の前にいたのは………


「こんちは!!
高１の白銀真里亜さんが急遽転校をすることになったんで俺こと、白山楓がここに入ることになりました!!
よろしくお願いしまーすっ。」


白山楓だったからだ………


くそっ………こいつ本気で入ってきやがったし………



軽くにらみつけていると白山はﾆﾔｯと笑って俺の隣の机へと腰を下ろした。





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