※ご主人様は完璧王子?※


ふと机の上を見ると山のような紙の束が置かれてて思わず口をぽかーんとあけてしまった。

こんなのにも気付かずにあたしは紅茶をいれつづけたのか!!


そんな様子のあたしに気付いたのか白山が口を開いた。


「ん?あぁ、これ?
これはとりあえず白山家で権力握ってるやつのプライベート情報みて犯人に目星つけてんの。」


そう簡単に言ってのけたがこれだけの資料を集めるのも大変なのになおかつ全てに目を通し、犯人を絞るなんてそうそう出来る業じゃない。


『た、大変でしょ……?』


すると苦笑いをしながら困ったように白山が話した。


「まぁ、それなりに大変だけど……
龍ヶ峰の仕事が速すぎて俺もしっかりしなきゃなぁって思ってさ。」



突然でてきた龍ヶ峰と言う言葉にあたしの全神経が反応する。




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