※ご主人様は完璧王子?※


しかし地下に辿り着いた時俺らの足は止まった。


………どこにいんだ?



前回は土だったのもあって見つかったが、今回は手がかりがないに等しい。


ここに来て行き詰まったか……



隣を見ると白山も唇を噛み、悔しそうな表情であたりを見渡していた。




くそっ………ここまできてかよ……




打つ手がなにも無くなり俺は右手を壁へと打ち付けた。






ん……待てよ………



「白山……、お前さっきまで教室行こうとしてたんだからパソコンぐらい持ってるよな…?」


「授業行く気は無かったが、優花に2人の資料見せるために一応な。」


「それ、貸せ。」


すると白山は意味がわからんというように眉をひそめながら俺にノーパソを貸してくれた。




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