ゴーストオブアイデンティティー
座敷…幸福。



「運命、其れは……無理よ」


「……何故?」

「幸福――座敷幸福はもう既に死んでるわ。三年前の火災で」


「死んでない。幸福は、死んでない」


淡々と、しかし妙に確信的に運命の口から紡ぎ出されるモノは、何処かしら、真実味が持てた。


桐は混乱する。



幸福が………………生きてる?


何処に?どうやって?

父から見せてもらった犠牲者リストには、確かに幸福の名が刻まれていた。

遺体のDNA、血液型も一致。













………………偽物?

………………偽者?




まさか。
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