ゴーストオブアイデンティティー
まったくの、無音。

顔中に血管が浮き上がり、目も飛び出さんという程に見開いている。


そして、


風船の様に身体が膨れ、



ぐちゃり



破裂した。


内側から、弾けた。

ぐちゃぐちゃに。






その死に方はまるで、



宇宙に放り出された人間の末路



血や肉片は、闇風に触れる事なく、ぼたり、と、落ちた。

巨大なしみが甲板に出来上がった。


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