ゴーストオブアイデンティティー
周りにも、幸福に対して何かを言う者はいなかった。

近寄らせなかったのか。

座敷家の血がそうさせたのか。


なんであれ、極端の惰性化であり、弱さ。



そう、弱さだ。



ムトが言った、身体的弱点なんて、可愛いものだ。いくらでも、カヴァー出来る。


しかし心は………どうしようもない。



決定的、致命的、絶望的、運命的、弱点。


なんて不器用だ。不器用にも程がある。



幸福をその様にしてしまった元々の原因は私達にあるが、幸福にも原因はある。


世界の中心と呼ばれた、少年。


世界を導き、

世界と絶交し、

絶対的孤独で、

唯一無二の存在。


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