狼と赤ずきん。
猫はまだ威嚇している。
止めるのも諦めた。
そして、猫は突然何かに反応して「ニャ~ゴォ!!」とうなった。
何言ってんの!?
不良が一斉にこっちを見た。
「何やってんだ!!」
番長が叫んだ。
不良たちは体を起こし私のほうに向かってきた。
猫はすぐさま獣道を横切り逃げてしまった。
私も、熊から逃げるように猛ダッシュで逃げた。
「待て!××女!」
不良が叫んで追ってきた。
ぎゃ~!嫌だ!恐い!
捕まりたくない!
その一心で逃げた。
足は凄い速さで動いている。
火事場の馬鹿力だ!
私は、交差点の所まで走り誰かにぶつかった。
「ごめんなさいぃっ!!!!!」
すぐさま謝った。