Strawberry & Chocolate

┗No.37.2 専門部隊~小梅side


「見学に行くのはいいとしてさ、綾小路さん。もしイーヴルの出現予報が出たらどうする?」





楓くんにもっともな質問をされて私は月島さんに相談しようと職員室を訪れていた。








「あぁ。それなら大丈夫だよ。君たちに瞬間移動部隊(テレポーター)をつけるから」






月島さんに事情を説明したらこんな答えが返ってきた。




どうして月島さんと会話するとつっこまなければならない要素が出てくるんだろう…。







「あの、月島さん。何ですか?その、テレポーターって…」



「あぁ。この街に派遣されてる部隊の一つだよ。瞬間移動魔法のエキスパートたちさ」






瞬間移動魔法…!?



何やら便利な魔法があるんですね。



ていうか部隊ってなんですか。








「この街には今、色々な部隊が来てるんだ。
イーヴルの波動をキャッチする感知魔法部隊とか、戦闘魔法部隊とか…。
君たちをサポートする為にね」







私たちのために…。



私たちって知らず知らずのうちに色々な人に支えられいたんだ…。








「ちなみにガイアも一応、所属は瞬間移動魔法部隊だよ。感知魔法部隊と兼任してるけど。だから、明日ガイアを連れて行っても…」



「聞いてないですしそれは絶対にイヤです」



「フッ…。照れ屋なんだな小梅は」






いつの間にか月島さんの隣に本人がいた…。



てゆうか、どっから入ってきたんですかこの人は。



ここ職員室ですよ?








「ナメられたもんだな。俺様は窓があるところならどこでも出入りができる」





…なる程。



次からガイアさんを見つけたら、即警察に連絡することにしましょう。
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