『Memory's Messiah』(ダークファンタジー)

第2節『変わる歴史と選ばれし者』

茂が12歳の時の回想シーン。


茂が“Memory社”のコンピューターへ侵入を試みて7日目の朝。


薄暗い部屋に有る机の上に有るパソコンを操作する茂。


パソコンの音『カチカチカチカチ…』


茂[少年](やっぱり駄目かぁ…)

茂[少年](ん……何だこれ…“これ”って…)


茂[少年]『や、ヤバイこのMemory社のパソコン、防御プログラムにハッキングした側への逆探知が付いてやがった…』


茂[少年](って事は、俺が最初に侵入を試みてもう7日目だから…)


茂[少年](いや、焦るな…)

茂[少年](何故Memory社側は俺のハッキングを7日間も放置したんだ?…)


茂[少年](もし最初っから逆探知されてたとして、俺がハッキングして居ることに気付いたのなら、向こうから何等かのモーションが有っても可笑しくは無い筈…)


茂が逆探知に気付いて、新たな作戦を考える間も無く、茂の身に危険が訪れた。

茂の部屋のドアの前に、2人組の足音。


茂[少年](ん足音?…)

茂は聴こえて来た足音への警戒と自分の身への不安から、ドアの前の二人組に聞いた。


茂[少年]『誰か居るの?…父さん?…母さん?…』


しかし、ドアの向こうからは何の返事が無かった。


ドアの前に誰かが居ることに気付いた茂は、ドアを自分から開けに行った。


ドアの音『ガチャ』


ドアの前に居たのは茂の両親だった。


茂[少年]『何だ〜脅かすなよ〜』

茂[少年]『今忙しいから、飯は後にして…』


茂はそう両親に言いながら、部屋のドアを閉めようとした。


しかし


茂の父が閉まりそうなドアを開けて、茂に話しをした。


茂の父『茂、大事な用があるから、お父さん達と来なさい』


茂[少年]『大事な用?』


茂の母『茂、貴方にどうしてもお会いしたい方がいらっしゃるのよ。』


茂[少年]『俺に会いたい?』


茂[少年]『どうせまた国の特殊機関か何かでしょ?』


茂の父『良いから来なさい』


茂[少年]『行くってどこに?』


茂の両親は嫌がる茂を無理矢理車に乗せて、家を出た。
< 116 / 207 >

この作品をシェア

pagetop