『Memory's Messiah』（ダークファンタジー）

第8節『“Shelling･ford”』

茂は自分の部屋に戻り、自分の部屋の机に腰掛けながらパソコンの画面を覗き込んだ。


茂[少年]（あやっぱり来てた。）


茂はパソコンの画面に映る“”のマークを発見した。


パソコンの“”のマークにカーソルを合わせる茂。

茂[少年]（きっと、これを読めば全てが分かる筈だ）


そう思いながら、茂はメールをクリックした。



受信したメールの内容［このメールを読んでくれて、本当にありがとう。


これが、俺から君に送る最後のメールだ。


このメールの最後に表記してあるURLにそのままクリックして、俺の作ったサイトにアクセスして欲しい。


そしてそのサイトには、俺が今まで調べあげた“Memory社”に関するデータ“全て”を知る、優秀なアドバイザーが君を待っている。

そのアドバイザーの名前は“Shelling・ford”。


彼は俺が“情報管理システム”＋“IQ380のデータ分析力”＋“AI機能”を使って作った世界一の“コンピューターアドバイザー”だ。


彼ならきっと、君を良い方向に導いてくれるだろう

そして、その“Shelling”と君で、今の俺では無し得なかったMemory社の陰謀を阻止してくれ


それと、もう一つ…


“Shelling”には君と俺の言うことしか効かない様には成っているが、“念の為”の機能が含まれている。

その機能はとある“一定の条件”を満たすと“Shelling”自身に寄って発動する様にプログラムしてある。


更にその機能が発動したら“今の俺”ですら止める事や、書き換える事は出来ない機能だ。


つまり、もし君が無事に自身の記憶を取り戻し、“今の俺”と同じ様に成っても、その機能は止める事が出来ない


しかし…その時の“自分”をあまり責めないで欲しい…


何故なら、そうなる様にプログラムしたのは、他でも無い…“俺”…つまり、“君自身”でもあるのだから…




“それまで”頑張ってくれ





http://www.dear-Shelling!&hope's flicker.ne.jp





送信者:未来を知る過去の者、工藤茂。］