恋色模様
こいつら見てると自分思い出す。

早く消えろ。

ずっと思ってた。

知らぬ間に手が勝手に動いた。

使い方も知らないのに勝手に手が動いてた。

女の方に銃を向けた。

男を打ってた。

きっと打たれた男と女はずっと3人の男の誰かだと思ってると思う。

俺だって知ったらどう思うだろ?

……なに泣いてんだよ」

私の目から涙がでてきた。

「私は……あなたを憎んだり、恨んだり…しない。

だって…あなたをそんなんな人にしたのは……あなた自身じゃないっ」
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