恋色模様
「は…?なにいってんだよ。無意識に自分で銃むけたって…」
「だからそれはあなたがやったんじゃない!
本当のあなたじゃないんだよ!ホントのあなたは…
もっと優しいじゃない!」
「うるせぇ……」
陽向は1000円札を置いて喫茶店を出た。
「まってよ!!」
陽向はずんずん歩く。
「ねぇ!!」
私は陽向の腕をつかむ。
「うっせぇなっ!!」
「きゃっ」
勢いよく腕をほどかれ尻もちをついた。
陽向は私の前でしゃがんで、うつむいてる私の顔を上げた。
「お前は俺を引き止めてどうしたいわけ?」
ドクン……