メモリー


なんだか王子様とお姫様みたい…。


馬車が回りだすと、おとぎ話に紛れこんだような錯覚に陥る。


馬車の前には白馬に乗った、あたしの愛しい愛しい王子様。


顔を赤くして、白馬に乗ってることに照れてる姿もかっこいい。



そんなことを思いながら、あたしは足をブラブラさせた。


そして、メルヘンな世界を浸りながら、メリーゴーランドを楽しんだのだった。




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