REVERSI

僚の酷く優しい『さよなら』 

あたしは、見つめかえすのに精一杯で、次から次に起こる波に感情をさらわれてしまった。



これでいい、と何度もあたしが望んだ事なのに、胸が張り裂けそうに痛い。
矛盾した感情に自分でも嫌になる。手を離してしまえば二度ともう混じり合う事はないかもしれない。そうさせたのはあたしなのに、選べないのに、手を取ろうとしたあたしが馬鹿。分かってるよ、もう大人なんだから。

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車から降りて、それ以上の会話はもう必要なかった。

あたしと僚にあったのは『終わり』で、


分かっているのに、


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