REVERSI

低く、諭すような声。

目元の泣きボクロが、やけにセクシーな大人の男。

駆け引きとか、はみ出したルールとかそんなの全部知ってる顔してるのに、
向き合う態度はいつだって不器用な程、真摯で、




ねぇ、もう







「好きだ」





足、震えてるよ、あたし。




感情全てを丸投げしたような、そんな一言に、胸がキュウと悲鳴をあげて、




「言葉に出したのは初めてだ。最も、君へ伝えるのが最初で最後だろうな」



信じないか?と苦笑した瞳が、泣きそうに優しくて、違う、泣いてるのはあたしだ。



「っ最後になんてしないで、下さい」

「…ん?」

「何度でも、聞くから」


あなたの隣に居場所を下さい。




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