僕等がみた空の色






どっちも何も言わなかった。


これまでも、それからも。



それがあたしたちだから。

一緒にいるのが当たり前だから。





「あたしもアオも、好きだなんて言わなかった。それでも、ちゃんとお互い分かってた。」



大切な人。


それは紛れもなく、目の前にいる、君。



確認し合う必要もない。


目を合わせば、

笑い合えば、

手を握れば、

分かるから。





「ほんとに、本当に幸せだった。子供かもしれない、でも、あたしたちなりに真剣だった。」





だから、忘れてた。



離れていくのは、気持ちだけの問題じゃないって……。








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