僕等がみた空の色
何度か躊躇うように口を閉じたり開いたりした後、ぐっと一度何かを決意したかのように厳しい顔つきをして、今度こそやっと口を開いた。
「言わないでって言われたから、今まで我慢してきたけど、六花ちゃんがこんなふうに泣いてるんなら、もうほっとけない」
あたしにはさっぱり分からない言葉を独り言のように、俯いて呟くと、今度はしっかりとあたしの目を見て言った。
「ずっと隠しててごめんね、私も、実は結城くんに会ったことがあるの」
「え…」
「さっき、六花ちゃんが話してくれた時期だと思うよ。私は数える程度しか会ったことないけど、六花ちゃんや蒼くんは、もっと仲良かったんじゃないかな」
突然の事実を知らされて、何も言葉が出てこない。
どういうことなの?
汐は申し訳なさげに、言葉を続ける。