天使と吸血鬼
「ブルーって何だか、
最近おかしいわよ。」

「別に普通。」

俺は品物を買って、
ベンチでユーと話をした。

「水晶を早く手に入れて、
悪魔界を滅ぼさないと、
いけない運命なんだよ。」

「分かっている。」

本当は自分の運命を、
呪いたいときが何度も、
訪れてくる。

それは昨日も同じだった。

どうしても眠れなかった俺は、
外の空気を吸いに行くと、
真壁がいた。

そして話をしていても、
自分の心が穏やかな気持ちに、
なっている自分に気付く。

そして彼女から、
抱きしめて欲しいと言われて、
俺は彼女を抱きしめた。

そして彼女のおでこに
キスをした。

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