Devil†Story
稀「ここだって」


そこは大きな廃病院だった。


ロ「また、こんな所に刹那は何用で従業員、派遣したんだか」


ロスの言葉に稀琉は答えた。


稀「なんか…この廃病院、心霊スポットとして有名な場所で、よくオカルトマニアとか若い人が肝試ししてたらしいんだけど…その内、本当に死ぬ人が出てきたんらしいんだ。
で、警察とかが調査してたんだけど、その警察ですら殺されたりして手に負えなくなったからここの土地の持ち主が依頼したんだって。
それで、俺らに頼む前にいつもの様に調査に出したら……」


ロ「連絡が途絶えた…とゆーわけか」


ロスの言葉に稀琉は頷いた。


ク「…ふん。なるほどな。確かに……殺気はしてんな」


稀「確かに…空気が冷たいし重い。早く行かないと手遅れになっちゃう」


稀琉がそう言うと2人は病院を見据えた。


麗「…………」


先程から麗弥は黙ったままだ。心ここに在らずといった感じではあったが、会話は聞いているようで、2人に続き麗弥が病院の方を見た瞬間だった。


――ズキッ


麗「ッ!?」


右目が痛み出した。


ズキッ ズキッ――


麗「くぅっ……!」


思わず声を出してしまった。


麗弥は慌てて右目を眼帯の上から抑える。


ドクッ ドクッと右目の中が脈だつのが分かる。


額から汗が吹き出てき、思わず歯を食いしばった。
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