Devil†Story
麗「ハァ…ほんま、こっちで…ええん?」


地下へ走っていくロスにそう尋ねる。


何故だかロスは全く息を切らしていない。


…体力どんだけあんねんやろ。


ロ「あぁ、こっち、こっち。地下から気配…じゃなくって、地下に居るって聞いたぜ」


麗「そっか…」


(くそ…。なんだか、近付く程イマイチ分かりにくいな…。そこだけ軽い結界でもかけやがったか…)


ロスは走りながらそう考えていた。


その時――


「んー…―……!」


麗「!!」


麗弥が立ち止まった。


ロ「んっ?どうした、麗弥」


麗「……聞こえる」


ロ「何が?」


麗「呻き声や…」


麗弥は耳を澄ませた。


ロスも澄ませてみたが聞こえない。


麗「…!ここからやっ!」

麗弥は壁を指差した。


ロスは近付いて壁に触れる。


ロ「本当だ…なんかここだけ壁の作りが違う」


麗「どいとって、ロス!」

カチャ…


麗弥は銃を構え、ロスが避けるの同時に壁を撃った。

バン バン バン バン バンッ!!!



人が通れそうなくらいの幅、高さに沿って銃を撃ち込むと扉の点描のようになった。


ロ「うらっ」


バシッ!


ロスが蹴ると意図も簡単に壁が倒れた。


ロ「階段だ」


その先は病室ではなく、地下へ続く階段になっていた。


麗「急ごう!」


麗弥が急いで下ると扉があった。


その扉を開けた、その先には……。


「んー…!!」


麗「! 姉さん!!」


手を鎖で繋がれている澪奈の姿と……。


?「おっ、やっと来たなぁ?麗弥」


麗「! お…前は…!」


麗弥と似たような髪型の茶髪の男が居た。


手につけている鉄の爪のような鉄爪を澪奈に押し当て、ニタリと笑っていた。
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