Devil†Story
そうこうしている内にロスはジッとクローディアを見ていた。
クロ「嫌…!離して!」
ロ「んー、ここかな?」
グイッとクローディアの胸辺りの服を引っ張るロス。
クロ「いやぁ!!」
ヤ「クローディア!!やめ…やめてくれ!クローディアには何もするな…!」
すぐにでも駆け付けたいが、クロムに剣を向けられている為、ヤナは動けない。
ヘルに至ってはがっちり捕まれている為、逃げられないし何よりクロムが逃がすわけがなかった。
スッと無言のまま、ロスはクローディアに手を近づけた。
あぁ、もう駄目…!
クローディアが諦めてギュッと目を瞑った時だった。
ロ「みーっけ」
クロ「えっ…?」
あまりにも、のんきな声に思わず目を開ける。
服は少し引っ張られているだけだった。
スッと手を上にかざすと、今まで何もなかった胸元にヤナの首にも浮き上がっていたマークが出ていた。
ロ「ちょっと、バチってなるけど、我慢してね〜」
そう言うと、ロスは何かを祓う時のように指を二本立て、縦や横に動かしながら魔界語を言った。
ロ「ーーーーー」
シュッ、シュッと十字架を描くように、手を動かした後にマークの上に手をかざした。
――バチッ
クロ「あっ…!」
シュウ……
バチッと静電気みたいなものを感じた後、マークが光った。
そして、みるみる内にマークは空気に溶けていき、やがて消えた。
ロ「ハイ、オシマイ」
ロスがクローディアを解放した。
クローディアは驚いたように、ロスを見た。
ロスはニコッと笑った。
それを見たクロムも剣をしまった。
そのまま、クローディアはゆっくりとヤナの方を見た。
ヤ「クロー…ディア…体は…体はなんともない…のか?」
クロ「ヤ…ヤナ…私、大丈夫…だよ」
クローディアの言葉にヤナは息を吐いた。
クロ「…ヤナ!!」
クローディアがヤナに抱き着いた。
ヤナはクローディアを抱き締め返す。
ヤ「良かった…本当に……」
クロ「ヤナぁ…!」
クローディアは安心したのか、涙を流しながらヤナを抱き締めた。
クロ「これで…これで、ヤナが苦しまなくて済む…」
ヤ「クローディア…」
ヤナがクローディアを撫でたその時だった。
――ドクン
ヤ「グッ…!」
クロ「ヤナ!」
ヤナは首に鈍い痛みを感じた。
ヤ「駄目だよ…。どの…みち…コレがある限り…俺は解放されない…」
クロ「そんなっ…!」
クローディアが首を抑えるヤナを涙目で支えた。
クロ「嫌…!離して!」
ロ「んー、ここかな?」
グイッとクローディアの胸辺りの服を引っ張るロス。
クロ「いやぁ!!」
ヤ「クローディア!!やめ…やめてくれ!クローディアには何もするな…!」
すぐにでも駆け付けたいが、クロムに剣を向けられている為、ヤナは動けない。
ヘルに至ってはがっちり捕まれている為、逃げられないし何よりクロムが逃がすわけがなかった。
スッと無言のまま、ロスはクローディアに手を近づけた。
あぁ、もう駄目…!
クローディアが諦めてギュッと目を瞑った時だった。
ロ「みーっけ」
クロ「えっ…?」
あまりにも、のんきな声に思わず目を開ける。
服は少し引っ張られているだけだった。
スッと手を上にかざすと、今まで何もなかった胸元にヤナの首にも浮き上がっていたマークが出ていた。
ロ「ちょっと、バチってなるけど、我慢してね〜」
そう言うと、ロスは何かを祓う時のように指を二本立て、縦や横に動かしながら魔界語を言った。
ロ「ーーーーー」
シュッ、シュッと十字架を描くように、手を動かした後にマークの上に手をかざした。
――バチッ
クロ「あっ…!」
シュウ……
バチッと静電気みたいなものを感じた後、マークが光った。
そして、みるみる内にマークは空気に溶けていき、やがて消えた。
ロ「ハイ、オシマイ」
ロスがクローディアを解放した。
クローディアは驚いたように、ロスを見た。
ロスはニコッと笑った。
それを見たクロムも剣をしまった。
そのまま、クローディアはゆっくりとヤナの方を見た。
ヤ「クロー…ディア…体は…体はなんともない…のか?」
クロ「ヤ…ヤナ…私、大丈夫…だよ」
クローディアの言葉にヤナは息を吐いた。
クロ「…ヤナ!!」
クローディアがヤナに抱き着いた。
ヤナはクローディアを抱き締め返す。
ヤ「良かった…本当に……」
クロ「ヤナぁ…!」
クローディアは安心したのか、涙を流しながらヤナを抱き締めた。
クロ「これで…これで、ヤナが苦しまなくて済む…」
ヤ「クローディア…」
ヤナがクローディアを撫でたその時だった。
――ドクン
ヤ「グッ…!」
クロ「ヤナ!」
ヤナは首に鈍い痛みを感じた。
ヤ「駄目だよ…。どの…みち…コレがある限り…俺は解放されない…」
クロ「そんなっ…!」
クローディアが首を抑えるヤナを涙目で支えた。