Devil†Story
「どうして…?キル…!!」
「許さない…!」
「あの子は鬼の子。その力は我々には押さえられない」

ーー目を覚ましたら…そこは赤い世界

「どうしたの?…怪我してるの?」
「ごめんなさい…!ごめ…なさい…!」


僕は何のためにここにいる?


「居るとこがないんなら…俺の所に来ない?」


暗闇で聞こえたヒカリの声。


それは甘い甘い誘惑。


だけどーー


夢なら良かった。


暫くはそう思っていた。





ーーいつだってそうだった。


僕の回りには明るい世界なんて何処にもなかった。


暗い部屋にずーっと1人で…


部屋から出てもそこは作られた外の世界。


高い高い壁面を見ながらいつも思ってた。

この壁の向こうには同じような世界が広がっているのだろうか?

でも、きっと今を乗り越えれば楽しく明るい未来が来るのだと信じていた。


そう…信じてた。

ーーあの事件が起きるまでは。


神様…どうして僕を…生んだの…?
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