やくざと執事と私【第3部 上巻:ラブ&マネー】

第3節:高級フレンチ




私は、屋敷の中で執事を探して歩きまくる。



(龍一さん、どこにいるんだろ?・・・・これを龍一さんに渡して・・・私と龍一さんで高級フレンチに・・・・)



私と龍一さんの二人で高級フレンチに行く光景を思い浮かべて歩きながら、思わず、にやけてしまう。。



「高級フレンチかぁ~・・・楽しみだなぁ~・・・小夜も楽しみだろ?」



「そうですよね~・・・って、真木さん。」



私は、後ろから話しかけられて、驚いて振り返るとそこには、真木ヒナタが立っていた。



「・・・真木さん、これ、ペアチケットですよ。」



私は、作り笑顔で真木ヒナタに言った。



「知ってるよ。だから、俺が行くんだろ。」



当然のように答える真木ヒナタ。


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