やくざと執事と私【第3部 上巻:ラブ&マネー】
「本当ですか?ありがとうございます、小夜姉さん!!」
ポチは、大粒の涙を流し始めた。
「ところで、その案っていうのは、どんな案ですか?」
「・・・・はい。あのぼったくりバーを使って、ホストクラブをしましょう。」
「・・・ホストクラブ・・・ですか?」
私には縁のない場所だけに、イメージがわかなかった。
「はい、そうです。幸いにも、こちらには、タイプの違う美男子が揃っていますので、いけると思うんですが。」
ポチは、組長や真木ヒナタ、サブを見ながら言った。
「・・・・ホストクラブ・・・・どう思いますか?」
私は、組長、真木ヒナタ、サブに意見を求めた。
「ホ、ホストって、あの女性と仲良くする所?・・・・お、俺には、無理だよ!!」
サブは、顔を真っ赤に染めて、首を横に振った。
「ホストかぁ~・・・・・女に頭下げるのは俺の趣味じゃないしなぁ~・・・」
真木ヒナタも否定的な意見。