ずっと一緒に*先生の青②





終わったあと
いろいろ話したい気はしたけど
青波のところに早く戻らなきゃ



床に散らかってた
パジャマをさっさと着て
満足げに寝転がる先生を残し
部屋を出た






戻った私を
待ってましたと
言わんばかりに
青波は「マンマー」と
泣き出した



ああ、セーフ



布団から青波を抱き上げ

「よしよし、いい子いい子」

ポンポンお尻を優しく叩く




オムツを替えてると
パパが部屋に入ってきて



「青波、貸しな」



オムツを替えた青波を抱き



「オレが寝かしつけるから
イチ寝てていいよ」


「そんなダメだよ
パパ明日も仕事だもん
青波は私が………」


「たまにはね、オレだって
可愛い息子を寝かしつけたい」



青波はパパの腕の中
優しく揺らされて
指をしゃぶり
トロンと眠たそうに
まぶたを半分ほど閉じた



パパに任せて
眠る気になれないし


何より さっきの
二人目発言が衝撃的だ



布団の上 正座する私に
パパは



「ね、イチ、次の休みさ
デートしない?」


「デート?」


また急に何を言い出すのパパ


パパは目を細め
愛しそうに
腕の中の青波を見つめ



「二人きりでデートしようよ」





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