わたしの名前は…



「サキ!
ただいま!!」




ある日の日曜…

バイトから帰ったら、ユウキがいなかった。


キタナイカラダのまま、
私はユウキを待っていた…


「ユウキ―――
お帰りっ!」

「シャワーしたか?」

「ううん。
ユウキじゃなきゃきれいにできないもん…」

「ふっ(笑)…」



土日、バイトの日、
ユウキが私を洗ってくれる

私を浄化してくれる…

儀式みたいになっていた…


きれいに洗い、
私のカラダを拭きながら


「ほら、コレ、今日の夕飯!」

その日
ユウキが持ってきたのは、
採れたてのかわいい新ジャガだった。



「何コレ、かわいい!!
買ってきたの?」

「んー…
盗んできた、家から!
おふくろに今日何食いたいって聞いたら、新ジャガのカレーっつうからさ、
サキにも食わせたくて!」


「カレーの物ないよ?」


「…だな!
いいじゃん、フライドポテト!
ビール買いに行こ!」

「何!
ユウキが飲みたいだけじゃん!
いいよ、酔って吐くほど飲ませてあげる!」


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