わたしの名前は…

2人で歩いてコンビニまで行った。

行きも、店内も、帰りも、ずぅーっと手をつないで…



カゴいっぱいの缶ビールと
サラダ油を買った…



それでも減らない財布のお札…

「すげぇな…
凹みそう、その金…」


ユウキがつぶやく…

「もっと買う?ビール?
いらないし、こんなモン…」


「いらねーよ、
こんなにあんのに、
おまえが飲め、バカ(笑)」



大きなコンビニ袋2つ分のビールに油…

ヘンテコな客…


私たちは、
私たちにしか理解できない
そんな世界にいた―――


ユウキが私を分かってくれれば、
それだけでいい…


違う…

ユウキにしか、
“サキ”は判らない…



あなたしか、
本当はいらなかった。

あなたしか、
私を生かせなかった。

あなたしか、

私を知ってくれる人はいなかった―――

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