わたしの名前は…
新ジャガのフライドポテト―――
ユウキ作―――
いかにも胃もたれしそうなもの…
なのに、
ユウキが作ってくれたフライドポテトは、
何でかな、
食べたかった…
小さなまるい、皮付きポテト。
いつ買ったか忘れた調味料の塩…
おいしかった…
ユウキが買ってきた野菜ジュースに、
ユウキが作ったフライドポテト。
「かわいいな…
サキが何か食ってんの
初めて見た気分―――」
ビールにタバコ、
私をやさしく見るきれいな瞳…
食べたかった、
ユウキの作ったポテトを、
ユウキの愛を…
私はそれから少しずつ食べられるようになった。
晩ご飯だけ…
ユウキがいてくれたから…
今は拒食症のとられかたも変わったろうか…
ココロの支えが、
何より大切なんだ…
攻めないで、
笑わないで、
無理強いしないで、
ウソを、
つかないで…
解らないなら、解らないでいい…
解ったフリや、
慰めや、
励ましなんかはいらない…
一緒に戦いたいと、本気で思って…
認め、支え、
愛してほしい…
自分という、まんまの人間を…
違うかなぁ…
摂食障害って、
そこから始まって、
そこに絶対を求めて…
私だけ…かなぁ………
私はそうだった、
それはわがままに思えるだろう。
他人には知ったことではないだろう。
それを満たせる誰かは、
そうそういないだろう…
親でも、医者でも、
無理かもしれない…
私にはユウキが必要だった…