わたしの名前は…
初めてだった…
でも、何が起きたのかすぐに分かった…
ユウキが
私の中でイッた…
「何考えてんの!!
何やってんのよ!!」
私はユウキを怒鳴った。
「ごめん…
コドモいたらサキ、寂しくないだろうと思って…
できたら産めよ!
ちゃんと俺がどっちも守るから!!」
「何で…
何考えて………」
正直、すぐに、
コウキのことが浮かんだ…
なんてコウキに言ったらいい?
私の頭の中なんて、
ユウキにはお見通しだったかもしれない…
「また…
また彼氏かよ…
俺を見ろよ!!
何で勝てねーんだよ!!」
ユウキのあんなに怖い顔を
あんなに大きな声を、
初めで最後、聞いた…
服を着て、
壁を殴り、
ユウキは部屋を出た
「ユウキっ!
ユウキ…
行かないで…」
私の声を振り払うように
振り向きもせず―――
ベランダから
タバコをくわえたユウキが見えた。
でも、
私は声を掛けれなかった…
大きな体が
小さく見えるほど、
ユウキの哀しさが分かった…
私なんか、
このまま独りぼっちになってしまえばいい…
ベランダに背を向け泣いた…
聞き慣れたエンジン音が遠ざかる―――
ユウキは帰ってこなかった…
独りぼっちの夜を、久しぶりに過ごした…
ユウキ…
頭撫でてよぉ…
ユウキ…
あなただけ、
はじめから愛せていたら…
あなたにちゃんと
愛してると伝えていたら…
後悔、先に立たず―――
運命は、変えられないのか―――
あなたを1番だと
笑顔で言える私だったら…
よかったのに―――