わたしの名前は…



何もなかった…

間もなく生理がきた…


冷静に考えたら、高温期…

妊娠は殆どしない日…
だった…



意味もなくつながれた電化製品…


私とユウキをつないだ
テレビにビデオデッキ―――

ユウキがここにいた証――


「ユウキ…
帰ってきてよぉ…」

そう言ったら、携帯が鳴った…



私の声が届いたように、
ユウキから電話がきた…



「ユウキ…
眠れないよぉ…
隣にいてよぉ…」

「サキ…
ごめんな。
逃げたりして、ごめんな。
守るって言ったのに、
泣かせないって言ったのに…
これじゃ彼氏と同じか…」

「違う!
ユウキは違う!
サキはユウキにちゃんと守ってもらってるよ?
泣かないから…
帰ってきてよぉ―――」



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