わたしの名前は…
はじめはよかった…
毎日ユウキがアパートに帰ればいる…
「お帰り。」
と、やさしい笑顔が
いつでも待っていてくれる…
幸せだった。
でも、きっとそれは
私だけの幸せだった――
ユウキの服を買うために、ユウキの行き慣れた店に行った。
何着も買った。
使い道のないお金、
ユウキに何か買うのは私の幸せだった。
袋を何個も持ち
「買いすぎだろ、サキ…」
「いいじゃん、
背高くてモデルみたいで買うの楽しいんだもん!」
そんな話をして車に戻る途中、
「おうヒモ!
仕事辞めたのにそんなに買って、
飼い主に買ってもらったの?」
不細工な男がヤジを飛ばしてきた。