わたしの名前は…
気付かないフリ…
ユウキがそんなことで悩む必要なんかない。
でも、現実は、
私が何を言っても
ユウキが納得するわけはない―――
私に稼がせて、
私を守ってるなんて言えない…
そういう考え方の人だ…
それも私が1番知っているのに―――
そういう人だから、
私は救われたのに―――
もうすぐ夏休み―――
コウキが
私が戻るのを待っている…
私はどちらを選ぶべきか、決めなければ大切なヒトをキズ付け続ける…
中途半端…
私のためにある言葉のよう…
“サキ”になれない。
大切なヒトにまで、
私は“カレン”になっている…
そう思った…
現実にはいない、
演技で幸せを獲る存在…
“カレン”――
でも、“サキ”もいない…
中途半端な生きものの私―――
愛されている“サキ”を
サキが愛せない―――
自分のキタナさを認めたくない、
ずるい生きもの―――