わたしの名前は…



私には
ユウキの愛が必要だった。

私には、
私の病気には、
揺るがない絶対の愛が必要…


ユウキはそれを
きっと知っていたんだ…


私を守りたい、
ユウキは本気でそう思ってくれている、
それが伝わるから
私は救われたんだ…





「夏休み…
帰るの?…
帰るよな…
彼氏待ってるもんな…」

寂しい瞳で
つぶやくように言うユウキ…



「帰るなよ。
いろよ、俺の傍に。」



下を向いて言う…


答えなんかみえている、
でも言いたかった、
それが痛いほど伝わる――



私も帰りたくないとさえ思うほど、
私の愛はユウキに傾いていた…


でも、

コウキをきれない…


そんなキモチを捨てきれなかった…


「帰るよ…
でも、
ユウキの誕生日まではこっちにいるよ。」

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