わたしの名前は…

それは、
“カレン”の本指の人たちのおかげ…



「すごいね…
整理券配られたよ(笑)。
せっかく久しぶりに逢ったのに―――」

「カレンちゃん
早めのサービス!!」

数分置きに店内に響く佐藤くんのコール――


「座ったとたんにこれだもんな(笑)…
これじゃカレン疲れちゃうよ…
ヌイたら帰るから、
今日は話はいいよ。」

と、10分足らずで帰る人、


「今日はいいよ。
おいで、休みな?
2回佐藤のバカがしゃべるまでここで休めばいい。」

と、ただ10分程カレンの肩を抱いて帰る人…


待たされすぎて、
想像だけで既にイッちゃって…

「また明日くるよ…」

「コレ…
持ってって?」

他のお客さんから貰った
お菓子が入った紙袋をカレンから貰って、
前に下げて帰る人…



みんな“カレン”を愛する、
本指の人たちのおかげ…





「オニだな。
21人も食ったの?」

「食ってないっつうの。
誰だよ、バイト時間内に絶対無理な数の整理券配ったの!」

「オレぇ(笑)!
オレからの誕生日プレゼント♪」


主任…

「誕生日じゃないし!」

「知ってるよ?
だってお前6月までいねーじゃん。
ずっといてもいいけど?」

「いません!
ちゃんと卒業するもん!」




愛され、必要とされる。

カタチはどうあれ、
あんたが羨ましいよ、
カレン―――

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