わたしの名前は…



「あがられないんですねぇ。
No.1さんは大変ですねぇ。
でも、男のアレ好きだからいいのか(笑)!」


「…どいてくれる?
嗽したいんだけど。」

「怖っ!
どうぞカレンさん!
変な名前!(笑)」




モデルか、女優か?
みたいに顔も身体も文句のつけようのない女のコ…

ニコニコしながら道をあけ、
私の後ろにまわる…




――ない…
私のコップ…

「嗽なんかしなくても飲んじゃえば?
好きでしょ?(笑)」



「いい加減にしろ!ナツミ!!
客待ってんだぞ!!
俺が付けた名前だ、文句があるなら俺に言え!」


マネージャーは怒鳴り、
新しいコップをくれた。



「気にすんな。
早く客のとこ行け…」



ナツミ…
姉妹店勤務の現在No.2―――

「平気、関係ない…」

(欲しけりゃくれるよ…
No.1なんて…
どうせカレンはもうすぐいなくなるなるのに。)



別に動じない。

人の感情に興味はない。


私は私、
私に関係ない人の感情なんかどうでもいい。

私は私が愛する人しか興味はない。

私を愛してない人に興味はない。


違う…

そんな輩を思う余裕がない―――



見つからない探し物を必死に求めて、
疲れきっているココロ…


私の探し物を、
たくさん持っているカレンを否定する人は嫌い…

私が

生きていると感じる存在…

否定する人は無視―――

< 240 / 386 >

この作品をシェア

pagetop