わたしの名前は…



「おっ前っ!!
お前のせいで雰囲気ブチ壊しだろ!
ナルセにまで電話して!
ナルセにまで迷惑かけんな!!」


「それはコウキが電源切るからでしょ?
私だって、恥さらして、でもカナムひとりにできないから仕方なく!」

「恥ずかしいのはオレだ!
とにかくナルセに謝れ!
迷惑かけんな!!」




………なんで?

なんで私が謝らなきゃいけない?

謝るような何をした?――



「…ナルセ先輩、ごめんなさい…。
ナルセ先輩まで巻き込んで…
ごめんなさい…」


「いいよ。
お前は悪くないだろ?
悪いのは完璧コウキだ。
謝んなくていいよ。
お前仕事行く時間だろ?
コウキはオレが帰すから、とりあえずカナム親に預けて、行け。な。」




私は母にカナムを預け、
仕事に向かった―――


でも、次の日もコウキは帰らなかった…


その次の日も――――

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