わたしの名前は…
「カナム?
ママ間違ってるかな…」
何度となく、コウキと話をさせて欲しい
2人で話したら、
絶対私たちの中でしか伝わり合えない話ができるはず、
そこからコウキを出してほしい。
そう思ってコウキの親に、
コウキに電話を渡してほしいとお願いしたが、かなわなかった…
コウキは言葉が足りない…
他に沢山思っていても、出てきた言葉が、人を誤解させることも、
今までだって沢山あった…
会えていれば、
ただの夫婦喧嘩で済んだかもしれない。
飲みに行くの行かないの、
そんな話がしたいんじゃない。
ちゃんと“コウキ”と
夫婦喧嘩がしたい―――
ちゃんと喧嘩したら、コウキを出せる。
その籠から出せるのに―――
「さすがのママももう疲れちゃった…」
もう、カナムはコロコロ寝返りしてて…
無邪気に笑うようになっていた―――