秘密の★オトナのお勉強①



突っ込みたい気持ちをどうにか抑えて、あたしは食卓に並んでいる料理に手をつける。


…そういえば、あたしがマネージャーになれるって決まった時も、こんな感じに張り切られてたよなぁ。


たった数ヶ月前の事なのに、凄く懐かしく感じてしまう。




「姉ちゃん、ニヤけてて気持ち悪いよ?」



「猛と同感」



「…アンタ達後で覚えておきなさいよ?」




折角気分が良かったのに、貞永と猛に阻まれて、どうしようもなくイライラしてきたあたし。


貞永と猛は似た者同士かもしれない。

こうやって、あたしに毒舌をぶちまけてくるんだから。




「猛、貞永にこれ以上似たらダメだからね!」



「…それどういう事だよ、あゆ」



「姉ちゃんの言ってる意味が分かんねぇんだけど…」




少しだけ機嫌が悪くなった貞永に、意味が分からないという表情を浮かべる猛。


…猛が貞永みたいなエロ狼になりませんように。




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