秘密の★オトナのお勉強①
「今日はご迷惑をおかけ致しました」
「いえいえ。光輝くんもお仕事で疲れてるのに、引き止めてごめんね?」
「気にしないで下さい。むしろ、楽しかった時間を過ごせてよかったです」
あんなに騒がしかった時間も、あっという間に過ぎて。
あたしと貞永は、中森家の玄関前で最後の挨拶を交わしていた。
お父さんもお母さんも猛も、貞永とお別れする事が寂しいみたい。
…娘のあたしは?って聞きたくなるけど。
「よし貞永帰ろう!明日はオフの予定だけど、あさってからは早速ドラマ関係の仕事だからね!」
「はいはい、敏腕マネージャーさん」
貞永の一言で、あたしの動きが止まった。
…今、信じられない言葉が聞こえた。
「貞永ーっ!」
「うわっ…!なんだよ…」
「あたしの事、敏腕マネだと思ってくれてるの?」
.