世界でひとりのあなたへ



「別にいいけど…」

私はまたお笑い雑誌に
目を通す。

「桜子変わってる」



………。
私変わってんのか?

興味がないものは
ないわけで…

「夕美ちがう。桜子はまだお子ちゃまなんだよ」

「はあ?」

ムカつく言い方…
顔をあげればやっぱり
瞬がにんまりして立っていた。



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