POP☆BEAT
でも、ここで仲良くなっておけば
リズムに入ったとき、話す人が出来るし
学校もスムーズに通えるはず。


しばらく考え込んでいると、バイクは
1件のオシャレな家の前に止まった。



「はい、降りて?」


バイクのエンジンを消して、家の脇に
止めた歩夢。

ここは……どこ?



「……あ。これ、俺の家兼歩波の家」

「兼って……。兄弟じゃんっ」


優しい表情で笑わせてくれて緊張を
解いてくれてるみたい。


歩夢は、同い年の子は持ってない
気遣いの心を持ち合わせてる。



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