POP☆BEAT
「お邪魔します……」


白色の、オシャレな扉の中もやっぱり
オシャレなもので埋め尽くされていた。


暫く、ドアを開けたまま突っ立っていると
階段を落ちるような勢いで、誰かがこっち
に向かってきた。



「兄貴! ここの振り付けって……っ!
…………あれ?」


「……俺はここだって」


丁度、‘誰か’の死角の場所に立っていた
歩夢は、あたしの前に出てきて口角を
少し下げた。



「こ、こんにちは……」

「うわ――――!!」



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