プラチナの誘惑
「あ…困ります。
部長の許可ももらってないし…。
第一、アピールできるものなんて何もないし…」
立ち上がってあたふたする私は、助けを求めるように日向さんに視線をむけた…。
事の成り行きを見守っていた日向さんは、最初こそ考えこんでいたけれど、柳さんの出してきた物を見た途端に
「了解。設計部門以外にも活躍できる会社って事で彩香も載せるぞ。
部長には俺が説明するから、どんといい顔で笑ってろ」
「はぁ…?」
日向さんまでが…。
入社案内に載るなんて、会社の顔なのに…。
昴だって、設計デザインコンクールで入賞するくらい才能あるし…何より見た目の良さで会社のイメージアップになるけど…。
私は宣伝部で地味に日々の業務をこなすだけの会社員だし。
会社案内に載せてもらう実績なんてない。
部長の許可ももらってないし…。
第一、アピールできるものなんて何もないし…」
立ち上がってあたふたする私は、助けを求めるように日向さんに視線をむけた…。
事の成り行きを見守っていた日向さんは、最初こそ考えこんでいたけれど、柳さんの出してきた物を見た途端に
「了解。設計部門以外にも活躍できる会社って事で彩香も載せるぞ。
部長には俺が説明するから、どんといい顔で笑ってろ」
「はぁ…?」
日向さんまでが…。
入社案内に載るなんて、会社の顔なのに…。
昴だって、設計デザインコンクールで入賞するくらい才能あるし…何より見た目の良さで会社のイメージアップになるけど…。
私は宣伝部で地味に日々の業務をこなすだけの会社員だし。
会社案内に載せてもらう実績なんてない。