プラチナの誘惑
たった一度キスされただけで、昴に対する気持ちが微妙に変化してる。

撮影の為ってわかっていても、並んで立つと鼓動は跳ねてどうしようもないし、声を聞くだけでも気持ち全部が昴に集中してしまう。

単なる同期。
ううん。

もひとつ気の合わない理解できない男だとしかとらえてなかったけれど、
さっきのキス一つで。

昴には単なる気まぐれだろうキス一つで、昴に対する心の揺れ幅は最大級に大きくなってしまった。

恋愛に時間も心も割いて
こんな気持ちを難無く消化できる経験を積んできたなら。

近くに居すぎる昴の吐息に、こんなに反応する事もないのに…。
< 29 / 333 >

この作品をシェア

pagetop